【お名前】

志甫 理(しほ おさむ)

【現在のご所属・ご役職】

特定非営利活動法人メディッセ  代表理事
特定非営利活動法人レスピラトリーディジーズカンファレンス 代表理事

【ご専門】

バイオテクノロジー、医薬ライセンス、医薬化合物評価

【略歴】

東京大学農学部卒、武田薬品工業株式会社(中央研究所)に入社。研究所では主に免疫学とバイオテクノロジーによる創薬研究を主管、この間に7年間、オックスフォード、大阪大学医学部、京都大学医学部、国立遺伝研究所等の国内外の研究機関に遊学し免疫学や胚幹細胞を利用した創薬研究に携わる。製品戦略部では欧州製薬企業との医薬ライセンスを主管、この間、製品戦略や医薬化合物評価を実践する。
退職後、ドラッグラグを解消することを目的に医薬ライセンスを推進するバイオベンチャーを設立、また、国内外の創薬バイオベンチャーの経営に参画し、主に医薬ライセンス戦略を立案、推進。さらに、欧米の製薬企業や創薬バイオベンチャーの医薬ライセンス戦略を学ぶ。
現在、医薬ライセンス案件のアドバイザーを務める一方、主に大阪府や愛知県で地域医療の向上を目的として臨床専門医の啓発活動団体を主宰する。

【過去の講演テーマ例】

講演「一般的なライセンス条件の設定・交渉と候補化合物の買い逃し防止のための留意点」
  「開発早期段階でのライセンス交渉の留意点 -POC取得と同時に導入するためにどのような準備が必要
か?-」
  「相場観を持って交渉するための経済価値判断のポイント」
  「開発早期の医薬化合物を導入するにあたってのリスクマネジメントの考え方」
  「医薬ライセンシングにおける化合物評価とデューデリジェンスの進め方
  「医薬ライセンスとデューデリジェンスの基礎講座 ~2日間セット~

執筆「医薬品ライセンス契約実務講座 第Ⅰ講、第Ⅱ講、第Ⅲ講」
  「医薬ライセンス契約を成功させるマニュアル・ノウハウ集 -第14章 導入契約の失敗の原因としてよ
くある事項とその対応-」
  「PHARMSTAGE 特集2 POC取得と同時に導入するためにはどのような準備が必要か?」

【趣味】

登山、ドライブ、庭いじり等

【講師からひとこと】

私自身、最新医療により命を救われた経験があり、医薬品や医療機器の進歩の恩恵を受けている一人です。このような経緯もあって、医薬品や医療機器の研究開発に強い関心を持ち続けているような次第です。最近では、これらの研究開開発の成果が臨床の場でいち早く実用化されるためにも医薬ライセンスは欠かせないものになっていると思います。
しかし、私自身、医薬ライセンスを担当するようになった時には全く専門的な研修はなく、OJTで経験を積むしかありませんでした。その結果、体系的に医薬ライセンスを理解することはできませんでした。一方、欧米の大手製薬企業の医薬ライセンス担当者には専門職として活躍している人が多く、個人的に師事して彼らから学ぶことが多くありました。
そのようなわけで、私と同様ににわかに医薬ライセンスを担当することになられた方々のために少しでもお役に立てればと思っています。

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