【お名前】

齋藤 文良(さいとう ふみお)

【現在のご所属・ご役職】

東北大学 名誉教授
齋藤粉体技術研究所 所長

【ご専門】

粉体工学、特に、粉砕・分散、メカノケミストリーの基礎と応用

【略歴】

昭和45年3月 山形大学工学部化学工学科卒業
昭和47年3月 山形大学大学院工学研究科修士課程化学工学専攻修了
昭和57年3月 工学博士(東北大学)

昭和47年4月 山形大学助手(工学部)
昭和49年4月 東北大学助手(選鉱製錬研究所)
昭和57年7月 横浜国立大学講師(工学部)
平成元年12月 東北大学助教授(選鉱製錬研究所)
平成 3年 4月 東北大学教授(選鉱製錬研究所、現多元物質科学研究所)
平成24年3月 東北大学(多元物質科学研究所)を定年退職、同年4月より東北大学名誉教授

昭和62年~63年 英国、バーミンガム大学化学工学科リサーチ・フェロー
平成13年 フランス、アルビ鉱山大学 客員教授
平成17年~平成22年 東北大学多元物質科学研究所長
平成22年 Honorary Membership of the CSCHI(チェコ化学工学会名誉会員)
平成18年度~ 早稲田大学創造理工学院 非常勤講師
平成26年度~ 福島県立テクノアカデミー郡山 非常勤講師

【所属学会・団体】

化学工学会、粉体工学会、資源素材学会、環境資源工学会、日本粉体工業技術協会、国際メカノケミストリー機構(IMA)、国際粉砕研究機構(ICRA)アジア地区(Asian Chapter)、CHISA(チェコ化学工学会)

【過去の講演テーマ例】

粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
粉砕と分散に関する講演、多数
メカノケミストリーの基礎と応用に関する講演、多数
粉砕と低温加熱による木質バイオマスからの水素製造に関する講演、多数

【趣味】

音楽、読書、小旅行、水泳とハーフマラソンなど

【講師からひとこと】

講師の専門とする粉体工学、特に、粉砕、微粒子分散、メカノケミカル現象・効果等を分かり易く解説する。微粉砕・分散操作ではメカノケミカル現象・効果が発現し、微粒子粉体は活性になり、付着・凝集・固相反応等が起こる。粉体の活性は、水分添加などで緩和するし、これは、粉体の活性化の緩和であり、凝集防止、すなわち、粉砕助剤としての役割を果たす。水ばかりでなく様々な物質が粉砕助剤として効果的であるが、その使用法を適切にすることも重要である。メカノケミカル現象を積極的に利用する場合、固相合成を可能にし、また、粉砕と溶解処理を組み合わせると、固体に含有する有価物を回収・リサイクルすることも可能である。また、粉砕と加熱処理から固体に含まれる有価物・有価元素から、例えば水素を積極的に回収することを可能にする。一方、粉砕や分散操作では思わぬトラブルが発生するが、それらに対する対策・トラブルシューテングについても具体例を示し分かり易く解説する。
微粉砕や微粒子分散などに携わっている方、あるいは粉砕による粉体製造・微粒子分散でお困りの方等々、上記のセミナー内容に興味があれば、どなたでも歓迎です。

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