【お名前】
吉原 伊知郎(よしはら いちろう)
【現在のご所属・ご役職】
吉原伊知郎技術士事務所 所長
【ご専門】
粉・粒に関わる装置、プロセスの開発と設計、トラブル解決。
【略歴】
1976年、東京農工大学工学部、化学工学科卒業、
同年 (株)奈良機械製作所、入社。 乾燥。粉砕。造粒、表面改質のプロセス開発に関わる。
計画設計部長、海外営業部部長を経て1994~2001年、奈良機械製作所ヨーロッパ支社支店長。ドイツ駐在、2002年より、本社勤務。 日本粉体工業技術協会、造粒分科会代表幹事。
取締役部長・ヨーロッパ支店長兼任、を経て2014年フェロー。
2015年1月より、吉原伊知郎技術士事務所開設
技術士(機械部門)。
【所属学会・団体】
日本粉体工業技術協会、造粒分科会 名誉幹事
日本砥粒加工学会 微粒子具術委員会運営委員
【過去の講演テーマ例】
「乾燥・粉砕・造粒の基礎と各装置の選定法/スケールアップ、新しいトラブル対策」
「造粒装置の基礎と、最適運転条件の設定とトラブルの予測」
「ものづくりにおける微粒子技術の現状と未来、粒子に機能を与える手法」
【趣味・自己PR】
山登り、模型作り、ジョッギング、カヌー、英語・ドイツ語。
粉体処理装置の中で粉・粒がどんな動きをしているかイメージアップすることができる。
【講師からひとこと】
粉・粒体を扱うプロセスは、液体や気体を扱うプロセスに比べて物性の変化が大きくトラブルが起きやすい。特に乾燥、粉砕、造粒操作はその中でも、流動性・付着性・摩耗性が処理中に変化し、トラブルになりやすい。
山登りと同じで、この分野ではどんなに綿密に準備・用意をしても、現場の状況に応じて素早い判断と行動を要求されることがある。講師が実際に経験した事例と、それを分析・分類した「粉粒であるが為のトラブルとその対処方法」を解説し、粉・粒の基本からそれぞれの対策をあらかじめ予測しておく「粉体プロセスのエスケープルート」を提案する。こらから自分で粉体プロセスを担当する技術者に、基礎的な範囲から、実務に直結する実例を挙げて解説する。